こんにちは、みほーりーです。
だんだんと温かくなって、天気も良いし、外へ遊びに行きたいと感じる季節になってきましたね。
ただ、今はSTAY AT HOME!ということで家にいる時間をどのように過ごそうかと考えている方もいるのではないでしょうか。そんな皆さんに今回、おすすめしたいのが歴史小説を読んでみるということです。
もしかしたら、歴史小説と聞いたらどこかかたっ苦しくて難しそう、、
また、学校での歴史の成績が悪かった等、苦手意識を持たれている方もきっと多いですよね。
実は、みほーりーも決して歴史が得意な方ではありませんでした。ただ、大学の夏休みの時にふと勧められた、『坂の上の雲』(司馬遼太郎著)を読むと、文字通り寝る間を惜しんで本に没頭してしまいました。
これをきっかけで歴史小説も読むようになって、結果的には今のみほーりーにも良い影響を与えてもらっていると思っていますよ。
この記事では、歴史小説を読むことの醍醐味と、特におススメしたい小説について紹介していきますね。
目次
歴史上の人物が活き活きとした物語に
歴史上の人物や出来事というと普通は学校の暗記項目というイメージで、なかなかそれ自体に興味を持ちにくいですよね。
歴史小説ではある特定の人物を主人公として取りあげられているので、その生い立ちや関係する人々にどのように影響されて大事を成し遂げていくのか、ストーリーとして感情移入しながら、読み進めることができます。
例えば、「坂の上の雲」(司馬遼太郎著)では、明治時代に日本が日露戦争でロシアに勝利をするまでのお話を四国の松山に住む3人の若者に焦点をあてて描きます。開国したばかりに日本でまだ何者でもない若者が日本に大きな影響を与える存在に昇り詰めていく過程には、終始、ワクワクさせられると思いますよ。
フィクション以上にドラマチックな展開
私たちが歩んでいる歴史は過去の出来事の蓄積に上に延長線上に成り立っています。その数々の出来事はとてもドラマチックであり、紙一重な条件で結末が影響されていることもあります。
歴史にもしも(IF)はないですが、もし、その歴史的な事件の際にわずかでも条件が変わっていたら、どんな世の中になっていただろうと、読書後に想像してみるのも楽しいですよ。
「ギリシア人の物語」(塩野七生著)では、ギリシアがまだ統一された国ではなく、数多くの都市国家が集合していた古代の出来事を伝えています。その中で前半のクライマックスでは、20万の軍勢を率いてギリシアを征服しようとするペルシア軍の脅威に対抗すべく、ギリシアの都市国家が団結して立ち向かいます。その先方として、対決するのがスパルタ軍の王と最強の戦士300名。圧倒的劣勢な中、どのような戦っていくのか。。手に汗を握る展開が続きます。
もちろん、私たちは最終的にギリシア軍が勝利したことは知っているのですが、もしわずかな条件の違いに変化があって仮にペルシア軍がギリシアを支配していとしたら、欧州と中東はもちろん、日本へも影響を与えたに違いありません。
みほーりーは歴史小説を読むたびに、私たちは過去の出来事の微妙なバランスの上に生きているんだなと深く実感します。
歴史上で起きたことは繰り返す
歴史上、ある国や支配層が勃興してその地域に強い影響力を持つと、しばらくそれが続きますが、どんな支配者でもいずれ衰退を迎えてきました。
その時々の主役はもちろん異なりますが、繁栄し、衰退するときのプロセスは構造的に似ているなと感じることができます。
「水の都の物語」(塩野七生著)では、ヨーロッパの小国のベネチア共和国が大きな他国に囲まれる中、いかにして先進的な貿易を実践して、また当時最強の海軍をもって、地中海を1000年にもわたって支配していたか、描かれています。
このような構図は古代ギリシアで黄金期のアテネがペルシアを退けた後、各都市国家をまとめあげてエーゲ海を海軍力をもって支配し、経済的な繁栄を極めたことにも似ています。
その後の大英帝国、20世紀のアメリカ合衆国も同じような大きな目線では、同様な構造ではないかなぁと思います。
ただし、どんな時も繁栄の後は衰退があります。どんどん国が困難に立ち向かって発展していくストーリーは前向きにワクワク感を持って読み進めて行けます。
ただ、その後、外的や内乱など、色々な要因で衰退していく様を、読み進めるのはつらく感じることがありますけど、どこか人生の複雑さのようなものを感じて考えさせられまね。
このような構造として歴史の理解をもっと進めていくことができたら、今の世の中で起きていることも、過去に照らし合わせながれ、見ることができるおかなと、感じていますよ!
まず読み始めたい作家
最初に読むのに、みほーりーがおススメしたい歴史小説作家は司馬遼太郎と塩野七生です。
司馬遼太郎は、戦国時代から幕末までの日本史を中心に数多くの小説を執筆され、その原作をもとにした大河ドラマも多く制作されるなど、あまりにも有名な作家です。
みほーりーも日本の歴史に興味をもったのも司馬遼太郎の本で出合ったからです。ああ、、学校の日本史の授業の前に司馬遼太郎の小説に出会ってたら、もう少し成績も違う結果になってたのでは。。。と悔やまれます笑
日本の歴史を深く知るためにまず手に取ってみる作家ではないでしょうか。
<司馬遼太郎作 おススメ小説>
「坂の上の雲」
松山に生まれた秋山好古/秋山真之/正岡子規の3人の若者に主人公に、
日露戦争に突き進む、どこまでにも前向きな明治の日本の姿を描きます。
最近の日本は悲観的なことがよく聞かれますが、この当時の日本が
ひたむきに成し遂げたことをしれば、現代も私たちも頑張ろうと思えますよ!
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「燃えよ剣」
幕末の京都で活躍した新選組の副長土方歳三の動乱の人生の物語です。
激動な時代の最中、剣のみを信じて最強の剣客組織をつくりあげ、
戦って、そして自分の信念を貫いて散っていったのか。
その生きざまのかっこよさに惹かれてしまいますよ!
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塩野七生は、古代~中世ヨーロッパをテーマを手掛けられています。
みほーりーは塩野七生の小説が本当に大好きで、なにより登場人物
(男性が多いですが)がとてもかっこよく描かれれていおり、
困難な状況に立ち向かうシーンは思わず心の中で応援しながら読み進めています。。!
「ローマ人の物語」が最も有名ですが、かなり長いので、
みほーりーは現在進行中で読み進めているところですよ。
<塩野七生作 おススメ小説>
「海の都の物語」
旅行先としては断トツで人気のイタリアのベネチア。
そんなベネチアも実は共和国として1000年もの間地中海を支配した超大国でした。
小国ながらその偉業を実現した国づくりとはどんなものだったのか。
海に囲まれた日本としても、すごく考えさせられる物語です。
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「ギリシア人の物語」
古代ギリシアの発展から滅亡まで3部に分けて辿っていきます。
どのようにして世界初の民主主義を打ち立て、
その力をもって迫りくるペルシア軍に打ち勝てたのか。
絶頂を極めたアテネが泥沼の戦争の上、どうして堕落していったのか。若干二十歳で混乱するギリシャを統一し、中東欧を次々と征服し、
インドに至るまでの大帝国を築いたアレクサンダー大王の駆け抜けるような人生とは。
ワクワクがとまりませんよ!
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まとめ
ここまで歴史小説をおススメするポイントを中心に紹介してきました。
ただ、みほーりーもまだまだ歴史小説の面白さの入口に立ったくらいです。
これからも様々な小説に出会って、新しい発見をするのが楽しみです。
みなさんもぜひ、歴史小説を手に取ってみて、
過去の時代を駆け抜けた人物たちに思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
あっという間に時間が過ぎますよ。有意義な時間になりますように!
それでは、また!